2月の中旬から保育室に飾っている雛人形。
最初は、ちょっぴり怖がる子もいましたが、少しずつ心を通わせ、
「かっぷけーき おなかがすいたら たべてもいいよ!」
「さびしくないように おいといてあげよう♪」
などと製作物で雛人形の周りは、日に日に賑やかに変身していきました。
ひなまつりの前日の野外保育では、史跡公園の古民家の中に飾られている
七段飾りの雛人形を見に行きました。
保育室は、お雛様、お内裏様の立ち雛ですが、歌に出てくる三人官女や五人囃子など全てがそろっている姿に、
「わ~いっぱいいる!」
と目をキラキラと輝かせる子どもたち。
それぞれの人形がどんな役割の人なのかという説明を先生から聞き、
「うれしいひなまつり」の歌に合わせてどれがどの人形なのか知るきっかけになりました。
歌を歌い終わったあとに、
「なんかたいこのおとが したよ!」
と五人囃子の鼓の音が聞こえた子や
「おれは うだいじんになる!」と意気込んでいた子もいました。
そして、3月3日のひなまつり当日。
自然と歌を口ずさむ姿や雛人形に駆け寄る子も!
みんなの成長をお祝いして、揚げもちとカルピスをいただきました。
昨日の雛人形を見て、お雛様とお内裏様以外の人形を心をこめて作っている様子もありました。
そして…戸外での主体的活動後、保育室に戻ると、大きな包みが!
中にはひなあられが入っており、
「おひなさまとおだいりさまが くれたのかな!?」
とワクワクが止まりません。
ひなまつりという行事に触れ、雛人形を大切に思った子どもたち。
「またあおうね!」
と来年会えることを楽しみにしている年少さんです。