園の特徴

園内イメージ

清心幼稚園の歴史

 昭和13年「石神井幼稚園」として開園した当時、前園主の清水侃三郎と前園長の清水俊子の手で、庭にいちょうの苗が植えられました。戦後「清心幼稚園」と改名後再開し、今日 大木になったいちょうはいっぱいに枝をひろげて雨や風をさえぎり、いつもこども達を見守ってくれます。

 春は新しい芽吹き、初夏は緑いっぱいの活力、秋には園庭を黄色一色に、そしてぎんなんを実らせて夢を贈ってくれています。

 昭和58年以来、園主を勤めてまいりました清水進が、平成29年度より園長として、強い信念の元、より良い保育を日々展開してまいります。

 多くの卒園したこども達とその家族の足跡、地域の人々のご支援、歴代の教職員が築いたゆるぎない土台に支えられて、平成30年には創立80周年を迎えました。



保育の特色

野外保育

都立石神井公園に隣接という恵まれた自然環境を生かし、水辺を中心とした四季折々豊かな自然の中で様々な体験をします。

「森の幼稚園」を実践し、保育に自然を持ち込む、保育を自然の中で行うことで自然の多様性に応じて、深く柔軟な思考をしながら臨機応変に行動することが身につきます。

自然の環境以上に五感を刺激できるものはありません。

まさに「センス オブ ワンダー」(レイチェル カーソン著)の世界を日々味わいます。


木工製作

「木の国」日本であたりまえのことが「木育」として今クローズアップされています。

清心幼稚園は木造の園舎、ログの遊具、ツリーハウス、こどもを包むものとして木を選択しています。

小さな木工製品からツリーハウス作りまで、親子の活動が東京都木育推進事業に2年連続で選定されることにつながりました。

多摩産材の机と椅子と廊下はお父様方の手作りです。



園を支える特別講師陣

平田智久先生


十文字学園女子大学名誉教授。越谷保育専門学校参与。

日本幼児教育界の重鎮であり、講演や研修指導と超多忙な先生ですが、毎週保育をご覧いただいた上でご指導していただいています。ご専門の絵画表現を通してこどもの成長発達を見ることをはじめ、こどもの活動全般への総合的なご指導のもと教職員一同日々より良い保育に努めています

(残念ながら、令和5年末に死去されました。)

平田先生からのメッセージはこちらへ

高橋京子先生

ウレシパモシリ(アイヌ語で大地とともに育ち行くものという意味)主催。

通称ケロちゃん。「森の幼稚園」の専門家。

中野区私立幼稚園研修会、東京都の研修指導となどと社会的ニーズに求められ日に日にご多忙になられる先生ですが、定期的にご来園いただきこども達と、時には保護者もいっしょに自然素材を使った様々な活動をご指導いただいています。身近な自然から思っても見なかった興味関心が引き出され、さらに想像をふくらませて活動の展開が続いていくような質の高い自然体験をご提案いただき、職員の研修にご尽力いただいています。


井上淳治さん

きまま工房・木楽里(きらり)主催。

通称とっつぁん。

秩父 東吾野の山林を所有、江戸時代より続くブランド西川材を産出する林業のかたわら、木楽里の森で様々な活動を主催。

清心幼稚園限定の「木こりツアー」「山菜ツアー」では親子で参加、山林に入り込みふだんなかなかできない貴重な体験をさせていただいています。

ヒノキ1本を丸ごと園に持ち込んでいただき、皮をむいたり匂いをかいだり、見上げるだけではできない木の全体を体感する活動も保育の中でさせていただきました。

ワークショップや講演会の企画もあります。


吉川純也さん

東松山のポニー牧場で馬の保護、飼育をしています。

「ポニー屋」さんとしてポニーを連れてご来園くださり、えさやり、引き綱、乗馬などポニーとのふれあい保育をご指導いただいています。

年長組はポニー牧場に遠足に行って、観光牧場ではできない牧場体験をさせていただきます。


PANMAN(パンマン)

民族楽器奏者。

世界の民族楽器を紹介。主に西アフリカの楽器アサラトによるパフォーマンスを主活動にしています。

ジャンベを通してこども達とワークショップを楽しみ、指導するというよりもジャンベで会話をしているような体験をこども達と共有しています。

感覚的に叩くことを楽しみ、聴きながら見ながらだんだん音を合わせる、全員の息が合う心地よさを体験することで、協調性や自己抑制などを理屈ではなくて楽しく体感しながら身につけることができる活動をしていただいています。